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裏編集部だより

 根本敬/続・近況「ボボ・ディランVSエビスさん
 ―エビスさんのLIKE A ROLLING STONE―」

Bob Dylan ― 昔々あんたは上等のドレスをまとい/イイ気になって乞食に余った小銭を放っていたね/なぁ、そうだったよな/皆は言ってただろう/気をつけろ、今にアンタもつまづく時が来るのさ/それをふざけていると思ってちっとも真に受けなかったよな/馬鹿にしてたんだ/皆の事/取り巻きの奴らの事/でも今はもう/以前みたいにイイ気になっていられない/次の食事にありつくためアタフタしなきゃならないのだ
蛭子(チャネラー/根本敬)「ドレスなんて『カトちゃんケンちゃん』で女装ばさせられた時に着ただけですよ。服は俺どうでもいいんですが、『オヌシ、TVば出るけん、イトーヨーカドーで少し高いけんど、いつもより良いの着なきゃTVやけん』って女房が買って来たり、あと、税理士がそういうんで。経費として落とせってうるさかったんですよー」「競艇場でね、『あっエビスさん次は5-2行くよ』って浮浪者みたいなのが横でいちいち言ってたんですよ。そしたら本当に5-2が勝っちゃってね、ほんでその人、手出して『千円頂戴』って言うから俺もう仕方なしにやったんですよ。本当は嫌だったけど千円」「TVはとにかく漫画より楽だし入ってくるお金が漫画やと1時間で1頁描いて5千円。それがTVは1時間スタジオで少しバカにされて笑ってるだけで50万円くれるんですよねー」「気をつけろって麻雀? アレで随分年収下りましたねぇ。2億円が4千万円かな? でもねー、食べ物はラーメンかカレーライスですから、そんなに金はかからんのよ。俺」「あとイイ気に思った皆の事べつに俺は馬鹿にしてないですよ。他人はどうでもいいんですよ。オレ、他人の事いちいち本気で問題にしとらんし、死んだら死んだで構わないんですよねー」
Bob Dylan ― どんな気がする? どんな気がする?/ひとりっきりになって/帰る家がない/誰にも知られてないみたいに/ライク・ア・ローリング・ストーン(転がる石の様に)
蛭子「べつに何とも思いませんねぇ」「競艇もね、アレ、二人で行くと、どっちか勝った方が夕飯奢らにゃならんし。あと、ほでねー、こっちが負けて向こうが勝つのが俺、一番悔しいんですよねー。だからギャンブラーはね、一人で行動するのが一番なんですよ。食べたい時にタコ焼ば買うても他人が一緒だと「食べる?」ってふたつみっつ気を遣ってあげにゃならんしねぇ」「俺もうねぇ、道歩くのだけで本当に嫌なんですよ、すぐ『エビスさんだー』って声ばかけられて。そうすると俺、いちいちニコニコしないとならんでしょ、それがもうホントに面倒でたまらんのさ。この前なんか駅のトイレ入ったら、隣のオジさんが『アレー、エビスさん、アンタもオシッコすんのー? ダメだよTV出てる人がオシッコしたら」って言われてさ。もう本当に誰も俺の事知らん方がいいですよ」「あのね、べつに俺自体は家なんか興味ないのよ。どうでもいいの。でも女房や税理士や彼女がアレやから仕方なく買ってるだけ」「何か、転がる石がどうこうって? ああそういうアレなら、俺はもう全財産競艇に賭けてスッカラカンにお金ば使い切ってね、全部。それでキレイサッパリ死んで行くのが本望ですね。死んだらおしまいやけんねー、残しても仕方ないからさ、全部使えたらそれが一番でしょ。その時は全額負けてもべつにいいんですよ、死ぬんなら勝っても仕様がないでしょ、むしろ。使い切って終りたいですねー」(了)

蛭子VSディラン

←画像をクリックすると拡大しますが、文字読みづらいと思いますので上から順に書きだしました(編集部)
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「LIKE A ROLLINSTONE
というかMONEYというか
トニカク転がる現金の様に」

水木しげるの漫画「ボブ・ディラン」を読んでみたい。
(あと先生の「ストーンズ物語」も)

さすがのディランも相手がエビスさんではカタナシ。…でも奥深いところで相通ずるところも案外(いやきっとゼッタイ)あるかもしれぬこの二人。

死の世界(無)(何もない)
カジノもパチンコもないので金があっても意味ない世界




しりあがり寿掛軸
しりあがり寿氏に戴いた掛軸
魔除
効力大の魔除絵
熊手
ゴージャスな熊手!
受け付嬢
受け付嬢多数